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夕暮れの影が物からどんどん伸びる――――
逆光した建物が私の目を捉えていた。
空は満月が見え、星をちりばめていた。
くたびれたジャンパーを来た中年男性。
ベンチに座り足組みをしながらケータイをいじっている女子高生。
おつかいのため片手にスーパーの袋をふりまわしながら帰っている小学生。
公園でイチャイチャしているカップル。
犬の散歩をしているおばさん。
手を繋いで歩いている幼稚園帰りだろう子供と薄く化粧をした20代半ばの母親。
すぐ暗くなったこの夜景に街にはイルミネーションが灯り、明るかった。
橋がかかっている川には、自分の顔が見える――。
そして、周りの建物もぼんやり見えていた。
のびた影、夜空の夜景が皆の心をやさしく包んでくれる――――。
すべてはこの時代のごく平凡で日常的だが、
とても楽しい
だけれど、今、この時、この時間、貧しくて、苦しんでいる人間がいる。
この時間で色々な状況の人はいるだろう。
戦争をしている人々、殺され息を引き取った人々、もがき苦しんでいる人々、
これがいつもの時間、日常かもしれない。
皆がこのつながっている「地球」にいる。
忘れないで欲しい。
今この時間「苦しみ」の呪縛を解き放てない人々を
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こんばんわぁ〜さよ〜ならぁ〜
(終わりかョ)
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